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心臓疾患の簡単な特徴について(古賀徳之循環器・高血圧センター長) 

2018年 8月27日 16:46

(左:古賀徳之循環器・高血圧センター長)

心臓疾患(虚血性心疾患・心不全・不整脈)の簡単な特徴を教えてください

「虚血性心疾患」には狭心症と心筋梗塞があります。
狭心症は心臓の筋肉に、血液を送る血管(冠動脈)が何らかの原因で狭くなる病気です。原因の一つに、動脈硬化があります。
完全に冠動脈が閉塞してしまうと、心筋梗塞が起こってしまいます。
「心不全」は、心臓の働きが弱っているときに生じます。
心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。
少し動くと、脈が速くなって動悸を感じます。息切れ、体のむくみ、疲れやすさなどの症状を伴っていれば、心不全が強く疑われます。早めに受診いただく必要があります。
「不整脈」とは、心臓が収縮するリズムが乱れてしまうことです。
全て心拍数が速くなるとは限らず、極端に遅くなっている場合もあります。不整脈の中には、放っておいても問題ないものから、脳梗塞や心不全、立ちくらみや失神などを引き起こす危険なものまで、さまざまな種類が存在し、正確な診断には、その不整脈が起こっている時に心電図を取る必要があります。

少し無理をして動いた時や朝方に「胸が痛い、ドキドキする、息が上がる」などの症状が出たり、
足がむくんできたりすると要注意です。

最近、心臓病患者さんで気にかかることはありますか

高齢者の心不全が増えていますね。そのような患者さんは、退院してもすぐまた悪くなって再入院してくることも多いです。
退院後のご家庭での塩分制限、服薬管理、生活指導が重要です。そのためには、かかりつけ医や
ケアマネージャーさんとの連携は欠かせません。

診療の際に心がけていることは

私は心臓病全般が専門分野で、特に心臓カテーテル検査や心臓カテーテル治療が専門です。
これまで、カテーテル治療は1,000例以上の経験があります。
患者さんの診療に当たるときは、つねに思いやりのある診療を心がけています。
また、私自身の健康法としては(仕事にストレスはつきものですが)、自分の好きなことを
やって、明日からの仕事のための英気を養っています。

心臓病にならないためには、何に気をつければよいですか

コレステロールもそうですが、高血圧や糖尿病のある方は、しっかり治療することが心臓病
予防のためには重要です。
「禁煙」の重要性に関しては、言うまでもありません。

 

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