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油断大敵! 紫外線と光老化

2017年 6月30日 15:22

日焼け止めは塗っていますか?

地上に届く紫外線量は、1年のうち7月から8月にピークになると言われています。
紫外線による“日焼け”はよく知られていますが、紫外線が引き起こすのは日焼けだけではありません。恐ろしいことに、私たちが子供の頃から浴び続けた紫外線は蓄積され、年齢を経て光老化として様々な症状が現れます。
衣類に覆われておらず、日に当たることが多い顔や首に症状は顕著に表れ、深いしわが形成され、“しみ”が増加し、皮膚はたるみ乾燥してゴワゴワとし弾力性が失われます。
そしてさらに、良性や悪性の皮膚腫瘍も光老化による症状のひとつです。良性の腫瘍としては、
“いぼ”が増加し、悪性の皮膚腫瘍には有棘細胞癌や基底細胞癌などがあります。

皮膚のしわやたるみは

年齢とともに自然老化としても起こりますが、自然老化と光老化の大きな違いは、光老化は予防することができるというところです。光老化に対する最もよい予防法はサンスクリーン(日焼け止め)の使用です。
他にも1日の中で特に紫外線量の多くなる11時から13時の時間帯の外出を避けたり、帽子や長袖などの着用も有効です。これらの紫外線予防は乳幼児期から継続して行うことが大切です(ただし、6ヶ月以下の乳児では皮膚生理機能を考えると光過敏症などの特殊な状況以外では帽子の使用など物理的な方法が推奨されています)。そしてもちろん、女性だけでなく男性も同様です。

「最近しみが増えてきた」「気づいたら顔や首にできものができてきた」

こんな症状は光老化によるものかもしれません。一度できてしまったしわやたるみを改善させることはとても難しいので、光老化は早期からの紫外線予防がとても重要になります。また、症状によっては皮膚科での治療が可能なこともありますので、気になる症状があるときはぜひ相談してください。サンスクリーンを塗る習慣をつけて光老化を予防し、健康な皮膚を保ちましょう!(製鉄記念八幡病院・皮膚科 江藤綾桂医師に聞きました)