集中治療部

特色

集中治療室は特定集中治療室管理料加算ベッドの8床と、救急病棟の7床の独立した2病棟に分け運営しています。両病棟とも中央診療部門に位置づけられ、スタッフは専任医1名、看護師はICU26名、救急病棟16名、看護助手3名での運営です。
ICUの特徴は、高齢者に対応したICU管理です。入室患者さんの平均年齢は、2001年から継続して70歳を超えており、2012年には74.0%になりました。高齢者では、たとえ原疾患の治療に成功しても、臥床により容易に廃用症候群にいたり、また低栄養等から易感染状態に陥り、その結果として院内感染を発症し治療が長期化することが少なくありません。その対策として入室初期からの治療ゴールの設定と治療戦力の設定、入室早期からのカイネティクセレピーによる下側肺障害予防、浮腫改善、同様に理学療法士によるベッドサイドリハ、栄養サポートチーム(NST)による早期経腸管栄養管理、積極的な非挿管下陽圧呼吸管理(NPPV)の取り組みをICUスタッフ、および院内各職種と連携して推進しています。

扱う疾患

中央診療部門であるため、各科から要請がある患者さんを収容し治療の場を提供するため、取り扱う疾患は多岐にわたります。ICUの役割は、原疾患治療にいたるまでの、呼吸・循環・輸液・栄養・感染の高精度の管理、臓器保護、不全臓器のサポート(人工呼吸管理、透析、補助循環)がおもな仕事です。患者さんの割合は、内科系外科系ほぼ半々となっています。当院の出自(八幡製鐵所の病院由来)と施設面の充実もあり、熱傷、重症軟部組織感染症は得意とする分野です。

設備・検査機器

ICU内に熱傷用浴室を独立して持ち、熱傷患者さんの包交以外に、外傷患者の創洗浄、除染、早期リハビリにおける入浴療法等にも利用しています。機器として、血液ガス分析装置、専用のポータブル撮影装置およびcomputed radiography装置、気管支鏡、電子内視鏡システム、超音波エコー、除細動器、体外式埋め込み式各ペースメーカー、全ベッド対応可能な透析用コンソール、CHDF機器、全病床にフィリップス患者モニター、救急外来・ICU・11病棟のモニターセントラル管理、人工呼吸器10台、非挿管型人工呼吸器7台、体位自動変換ベッド1台、熱傷用ビーズベッド1台、気管支鏡、電子式消化器内視鏡を保有し、治療に対応しています。また、CTスキャナー、心臓カテーテル検査室、血管造影室は、いずれもICUと同一フロアで隣接しており、緊急時の対応が可能です。

診療実績

  2014 2015 2016
入室患者数 1,703名 1,562名 1,618名

※入室患者数はICU・11病棟の合計数