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クスリのはなし

冬場の皮膚の乾燥・かゆみに「保湿剤」を上手に活用しましょう 

2017年 1月20日 15:43

皮膚の乾燥が気になる季節ですね。皮膚のかゆみやひび割れに、お悩みの方も多いのではないで
しょうか。
皮膚の乾燥を防ぐためには、生活環境を整え、保湿剤を毎日正しく塗ることが重要です。

皮膚のバリア機能

皮膚のうるおいは「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」という3つの物質によって保たれています。しかし、加齢やストレス、外部環境の変化によってこれらが減ってしまうと、皮膚が乾燥しバリア機能が低下してしまいます。

基剤について

●軟膏
油性成分から成り立っていて水分を含みません。皮膚への刺激が少なく保護作用に優れているため、 カサカサした部分、じくじくした部分どちらにも使用できます。水で落ちにくく、ややべた
つきます。
●クリーム
水分と油性成分が混ざってできています。べたつかないので使用感が良く、浸透性に優れています。 ただし、じくじくした部分には刺激となる場合があるため注意が必要です。
●ローション
クリームよりも水分が多く含まれています。さっぱりした使用感で伸びが良く、頭皮にも使用できます。クリームと同様、じくじくした部分には刺激となる場合があるため注意が必要です。

保湿剤の種類

●白色ワセリン
傷の部分を油の膜で被い、刺激から守ります。手足のひび割れ、あかぎれに有効です。

●ヘパリン類似物質
皮膚の水分を保ち、血行を改善します。軟膏、クリーム、ローション、スプレーなど種類が豊富です。

●尿素含有製剤
皮膚の水分を保ち、固くなった角質をやわらかくします。

●ビタミン含有軟膏
皮膚の生まれ変わりを助けるビタミンAや、血行を良くするビタミンEが含まれています。


保湿剤の使用は、お風呂上がりが効果的です。うるおいを逃がさないよう、習慣的な使用を心がけましょう。ただし、保湿剤が皮膚に合わない、症状改善がみられない場合は、医師、薬剤師に相談しましょう。 【製鉄記念八幡病院 薬剤部】