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広報Report

病院にかかる時、なぜ紹介状が必要なのですか? ー紹介状の謎をひも解くー

2017年 1月19日 14:12

かつてはどの病院にも自由に受診できていました。
近年では、大病院にかかる時「紹介状を持ってきてください」と言われることがあります。
また、地域の診療所などで「紹介状を書きますから、持って行ってください」というケースも
あります。この「紹介状」の役割について解説します。


国は「病院の機能分化」を進めるために、「かかりつけ医」の普及を図ってきました。
かかりつけ医とは体調が悪いときなど気軽に診てもらったり、相談できる地域の開業医のことをいいます。精密検査や専門的医療、高度医療を必要と判断したときに、適切な病院を紹介します。
大きな病院は、このような場合や状態が急に悪化した患者さんを専門的に診る役割を担っています。


「紹介状」は、正式には「診療情報提供書」とよばれ、医師が患者さんを紹介するときに作成されるものです。その内容は、患者さんの基本情報(氏名や生年月日、住所など)、紹介の目的(検査や入院、手術など)、現在の主症状や病名、治療経過、投薬内容のほかに、X線写真や検査データ、アレルギー歴なども記載されます。
「紹介状」があると、初めから医療情報があり診療がスムーズになります。紹介状がなく、あらためて検査をすれば、その分、時間も費用もかかってしまいます。また、200床以上の病院では国の制度として、紹介状がない場合に「選定療養費」という初診時に特別料金を請求されますので、かかりつけ医の先生には、ぜひ紹介状を書いてもらうようにしてください。