• 医師(腎臓内科)

    医師(腎臓内科)

    CKD(慢性腎臓病)の治療環境は近年大きく進展し、治療薬も含めてさまざまな選択肢があります。患者さんの病状、生活環境などを考慮しながら、その方にとって最適な治療選択を心がけています。CKDへの早期介入による心血管病の予防、透析導入の阻止なども、より力をいれていきたい課題です。北九州市は全国でも腹膜透析への取り組みが進んでいます。八幡東区を中心としたエリアでも、腹膜透析の普及を通じて、さらに腎不全の患者さんに治療の選択肢とサポートを広げられるよう取り組んでまいります。

  • 医師(乳腺外科)

    医師(乳腺外科)

    乳腺外科医として、主に乳がんの診断と治療に携わっています。乳がんは早期発見と適切な治療により、予後が大きく改善する疾患です。当院では、乳腺外来での丁寧な診察と画像検査を通じて、迅速かつ正確な診断を心がけています。手術、薬物療法、放射線療法など、患者さん一人ひとりに合わせた治療方針を多職種と協力しながら検討・実践しています。乳がんの告知、治療に伴う不安や悩みにも寄り添い、患者さんとご家族が前向きに治療を受けられるよう支援することが、私の使命だと感じています。これからも地域の皆さまの健康を守る一助となれるよう、努力を重ねてまいります。

  • 薬剤師

    薬剤師

    私たち薬剤師は調剤、監査、抗がん剤の調製や病棟業務などを行っています。薬はリスクになることもあるため、患者さんにあった投与量、薬の飲み合わせなどをダブルチェックして、リスク回避に努めています。病棟業務では、多職種のスタッフと連携して患者さんの健康状態を確認しながら薬物治療を行っています。服薬指導で、患者さんが心を開いて話してくださったり、状態が良くなって笑顔を見ることができると、うれしい気持ちになり、患者さんに励まされる日々です。これからも患者さんとのコミュニケーションを大事に、少しでも不安を取り除くことができる薬剤師になりたいです。

  • 看護師

    看護師

    私はHCUで勤務しています。HCUには、救急車で運ばれた緊急性の高い重症患者さんや、手術直後で観察が必要な患者さんなどが入室されます。モニターが装着されていたり、人工呼吸器が付いていたりと緊張感の高い環境です。患者さんへの看護で心がけていることは、どんな状態の患者さんにも声かけを忘れないことです。予期せぬ入院に対し、苦痛や不安も強い中、少しでも安心して治療を受けられるように「看護師としてできることは何か、この方にとって今必要なことは何か」を考え、業務を行っています。医師には少し聞きにくいことでも、看護師に質問してくださる方もいます。これからも医師と患者さん、ご家族をつなぎ、適切な治療を不安なく提供できるような看護を提供していきます。

  • 臨床検査技師

    臨床検査技師

    臨床検査技師は、さまざまな検査や外来での採血業務を行っています。私は病理検査に携わっており、内視鏡検体や手術で摘出された臓器を顕微鏡で観察し、診断するための標本作成を行っています。検体は、患者さんが辛い思いをして採取されたもので、採り直しができないため、常に緊張感と責任感を持って作業することを心がけています。検査は、病気の早期発見だけでなく、予防のための健康管理にも用いられます。食生活を見直すきっかけとなったり、現在の身体の状態を知ることで、安心材料にもつながります。これからも、検査をより受けやすい環境作りや丁寧な説明に努めます。検査について気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

  • 診療放射線技師

    診療放射線技師

    私は主にCTやMRIによる画像検査と、リニアックによる放射線治療を担当しています。画像検査では、被ばく低減や安全などに留意し、診断により最適な画像を提供できるよう心がけています。放射線治療業務では、患者さんの状態に合わせて、より精度の高い照射を行えるよう努めています。放射線技術は日々進歩しているため、あらゆる装置の機能や特徴を知ること、より最適化された撮影方法や照射技術などを学ぶことが大切です。学会やセミナーに積極的に参加し、常により良い検査・治療が行えないかを考えることがやりがいでもあります。どの検査や治療においても、患者さんの協力は必要不可欠です。どんな小さな疑問でも遠慮なくお尋ねください。私たち診療放射線技師と一緒に、より安心・安全で有意義な検査・治療となるように頑張りましょう。

  • 作業療法士

    作業療法士

    もうすぐ作業療法士として10年目を迎えます。多くの患者さんと関わる中で、作業療法の奥深さと可能性を日々実感しています。最もやりがいを感じるのは、単に機能回復を目指すだけでなく、患者さんが「その人らしく生きる」ためのお手伝いができることです。回復の過程で見せてくださる笑顔や、「○○ができるようになったよ。ありがとうね」という言葉に、何度も励まされ、力をもらってきました。私が臨床上で心がけていることとして、まず患者さんの声に耳を傾け、その方が本当に求めていることを理解するようにしています。その上で、生活背景や環境面などを考慮し、一人ひとりに合った作業療法や支援を提供することを大切にしています。これからも初心を忘れず、熱意と探究心を持って、作業療法士として真摯に患者さんと向き合っていきたいと思います。

  • 臨床工学技士

    臨床工学技士

    私たち臨床工学技士は、さまざまな生命維持管理装置の操作および保守点検をしています。私は透析業務、内視鏡業務、今年度からは循環器業務に携わっています。どの業務でも臨機応変に対応できる判断や、確実な医療機器の操作が治療に直結する場面もあり、緊張感の中にやりがいを感じています。緊急時でも、安全で安定した医療が提供できるよう、医療機器の保守管理を徹底し、自身の知識や技術の習得といった研鑽にも励んでいます。今後も、医師やメディカルスタッフの皆さんと協力して、どんな時も冷静に、丁寧に対応することを心がけ、患者さんとご家族に安心と質の高い医療を届けられる存在でありたいと心がけています。

  • 松﨑 沙耶

    管理栄養士

    私たち管理栄養士は、患者さん一人ひとりと向き合い、生活背景に添った個人栄養指導をはじめ、糖尿病教育入院や腎臓病教室、減塩教室などの集団栄養指導を行っています。また、手術前の栄養評価を行い、入院中の栄養管理や食事支援に努めています。
    疾患によって食事制限がある中で、おいしいと思っていただけるよう、患者さんの意見を取り入れ、献立会議を重ね、提供する食事を思案しています。入院中、さまざまな理由で食事があまり食べられない患者さんや、食事に対して不安を抱えられている患者さんに寄り添い、栄養が摂れるようサポートをし、前向きになってくださった際にはとてもやりがいを感じます。患者さんが胸中を打ち明けられるように、親しみやすい存在を目指しています。食事に対しての不安や気がかりなことがございましたら、遠慮なくご相談ください。

  • 診療情報管理課

    診療情報管理士

    病院内には膨大な量の診療情報があふれています。診療情報管理士は、その収集・管理・分析を行い、さまざまなニーズに適した情報を提供する職種です。適正な情報管理を行うことは、医療安全、医療の質の向上のために欠かせない重要な仕事です。患者さんにお目にかかることは少なく、医療行為の直接的なサポートをするわけでもありません。そのため、ただの事務作業になってしまいがちですが、病院をより良くするために、また皆さまにより質の高い医療を提供するためにどうすべきか、思考を重ね行動するように心がけています。また今の時代、急激なAIの普及により単純な作業はAIに置き換わっていっており、同時に私たちに求められる役割もますます高度なものになりつつあります。これからも「医療データの専門家」として時代に合わせレベルアップできるよう、日々精進いたします。