ごあいさつ
ようこそ 製鉄記念八幡病院へ
社会医療法人製鉄記念八幡病院は、許可病床453床を有する製鉄記念八幡病院と製鉄記念八幡看護専門学校、せいてつ訪問看護ステーションの3施設で構成されています。
1900(明治33)年に官営八幡製鐵所の附属病院として設立されて以来、120年以上にわたって地域の皆様に支えられ、急性期を中心とした医療を提供してまいりました。これからは、高齢化が進む八幡地区における地域包括ケアシステムの中での役割を認識し、地域のかかりつけの先生方や関連医療機関、介護関連施設、行政との連携を深めてまいります。
4月に就任した柳田太平新病院長の下、地域の皆様の期待にお応えできるよう、さらに努力する所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
2024年4月1日
理事長 土橋 卓也(つちはし たくや)
日頃より地域の皆様方には製鉄記念八幡病院をご利用いただき心より感謝申し上げます。私は2011年4月に腎臓内科科長として当院に着任し、このたび2024年4月に院長を拝命しました。
製鉄記念八幡病院は永きにわたり地域に根差した病院として愛され、急性期を中心とした地域医療を提供してまいりました。近年では、新型コロナウイルス感染症の重点医療機関として外来・入院の患者さんを数多く診療しております。新型コロナウイルス感染症の流行期には、病床や救急外来がひっ迫し、十分に急性期医療を提供できず大変ご迷惑をおかけしましたが、2023年5月に5類に類下げとなり、病床も安定して稼働できるようになりました。今後も十分な感染対策を行いながら診療に携わりたいと思います。
当院は内科系、外科系だけでなく、眼科、耳鼻科、皮膚科、小児科、産婦人科など31診療科を有し大学病院と同程度に診療科が充実しています。また、急性期病床だけでなく、急性期治療後に回復に不安のある方を受け入れ、安心して自宅や施設で暮らせるまでの橋渡しをする地域包括ケア病棟を有していることが特徴です。また訪問看護ステーションも持ち、病院から自宅までシームレスな連携構築を目指しています。
診療内容としては糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病では教育入院などを通じて、より十分な治療を目指しています。一方で、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など心血管合併症の急性期の患者さんを脳神経内科、脳神経外科、循環器内科が数多く受け入れています。北九州には3施設しかない超急性期脳梗塞に対する血栓回収療法が可能なPSCコア施設に認定され2023年より稼働となっています。また、八幡東区は北九州でも一、二を争う高齢化地区でもあり、感染症(肺炎、尿路感染症)、骨折などの整形外科疾患、がん診療(脳・肺・乳腺・消化器・泌尿器、化学療法、緩和ケア)、心疾患(不整脈、心不全)の診療も充実しています。とくに、不整脈に対するアブレーション治療は年間200件を超えます。さらに、一次予防・早期発見のために日帰り人間ドック、脳ドック、乳腺ドック、健康チェックなども行っていますので、気軽に活用していただければ幸いです。
「皆さまが安心できる医療を提供し、地域社会に貢献する病院をめざします」という当院の理念にもとづき、地域や時代の需要に応じ、少しずつ形態を変えながら、今後も地域に密着した診療を行っていきますので、変わらぬご支援をお願いいたします。
2024年4月1日
病院長 柳田 太平(やなぎだ たいへい)