Feature | 特集
成人の約15%にみられる「胆石症」について
2026年 4月27日 11:38
胆石症とは
胆石症は、胆汁が固まって石のようになることで起こる身近な病気です。
40~70歳代に多く、日本では成人の約10~15%にみられるといわれています。
胆石があっても症状が出ない場合もありますが、腹痛や発熱、黄疸などを引き起こすことがあり、放置すると重症化することもあります。
胆石ができる場所により、以下のように分類されます。

胆石ができる原因
脂っこい食事、肥満、糖尿病、加齢、妊娠、胆汁の停滞、感染や炎症、体質(遺伝的要因)などが主な原因とされます。
胆石があっても、症状が出ないこともありますが、次のような症状がある場合は医療機関への受診をおすすめします。
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症状 |
受診目安 |
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ときどき右上腹部に痛みがある |
かかりつけ医に相談してください。 |
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食事後に痛み・違和感がある |
早めの受診をおすすめします |
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強い腹痛、発熱、黄疸、嘔吐 |
救急受診の対象です |
検査方法
次の方法で検査を行います。いずれも体への負担が比較的少ない検査です。
- 腹部超音波検査(エコー)
- CT検査
- MRI(MRCP)検査
- 血液検査
胆のう結石・胆のう炎の治療
- 腹腔鏡下胆のう摘出術
胆のう結石が症状を引き起こす場合や胆のう炎がある場合は、手術が第一選択となります。
お腹に小さな穴を数か所開ける手術です。多くの場合、数日の入院が必要です。胆のうを摘出しても、日常生活に問題ありません。
- PTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)
重症例や手術がすぐにできない場合は、炎症を抑えるために胆汁を体外に排出します。
PTGBD(経皮経肝胆のうドレナージ)などの方法があり、炎症が落ち着いたらあらためて手術を検討します。
胆管結石・胆管炎の治療
胆管に石が詰まると、強い痛み・感染・黄疸が起こり、放置すると命に関わることがあります。
● 内視鏡治療:ERCP
胆管結石治療の中心となる方法です。胃カメラのような内視鏡を使い、十二指腸から胆管にアプローチして結石を取り除きます。

(左:EST(乳頭括約筋切開)→中央:結石除去(結石を砕き、乳頭から排出)→ステント挿入)
胆石を放置しないで!
通常、胆管結石は早期の治療が推奨されますが、症状のない胆管結石はすぐに治療が必要ではない場合があります。その場合、計画を立ててERCPなどの治療を相談することができます。
当院の胆石治療は外科が担当しています。腹腔鏡下胆のう摘出術は年間60例以上、ERCPは年間200例以上を行っています。胆石は放置すると、胆のう炎・胆管炎・敗血症など重症化することがありますので、気になる症状がある方は受診をご検討ください。
製鉄記念八幡病院 消化器外科はこちらをご覧ください。

