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夏に多い「脳梗塞」。特有の兆候に気付いたら早急受診を。
2018年 7月25日 09:31
(写真と本文は関係ありません)
脳梗塞が夏に多いワケ
夏場は体内の熱を発散させるため、血管が拡張し血圧が低下します。さらに汗をかくので、体内の水分が不足して血液が濃くなり、脳血管が細くなったり詰まったりします。
これが夏に脳梗塞が増加する原因です。
また、海水浴やお祭、ゴルフ場など屋外レジャーやイベントに出かけて、ついつい水分補給に
ビールなどのアルコール類を摂取される方も多くいらっしゃいます。
ビールの利尿作用で、脱水がさらに深刻になる特徴もあります。
どうすれば早期発見できる?
脳梗塞は頭痛を伴うことが少ないため、発見が遅れがちです。
図のようなF(顔がゆがむ)・A(腕が上がらない)・S(言葉がもつれる)・T(時間が大事)は脳梗塞の兆候です。本人はもちろん周りの方で、このサインに気付いたら早急に受診してください。
<製鉄記念八幡病院 荒川修治脳卒中・神経センター長>