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ロコモティブシンドローム①~走れない・階段がきつい・息が切れる~
2025年 9月04日 16:59

ロコモティブシンドロームって、知っていますか?
ロコモティブシンドローム(ロコモまたは運動器症候群)とは、加齢や運動不足などによって、筋肉や骨、関節などの運動するための体のパーツが傷んで、立ったり歩いたり、階段を登ったりといった日常生活動作が困難になる状態をいいます。
進行すると、介護が必要になるリスクが高くなります。「自分にはまだ関係ないなあ」って思いませんでしたか?
筋肉量は20歳以降、特に40歳を超えると、年に1%ずつ減っていくというデータがあります。
還暦を迎えたあなたは全盛期の5分の1、77歳(喜寿)のあなたは3分の1の筋肉がなくなってしまっています。走れなくなった、階段がきつくなった、ちょっと動くと息が切れる…。思いあたりませんか? 立派なロコモ予備軍です。
ロコモティブシンドロームをチェックしよう
ロコモティブシンドロームは、簡単なテストでセルフチェックできます。
ロコチェックを参考に、ご自身の運動器機能をチェックしてみましょう。全部しなくてもOKです。
「あっ、危ないかも」って思っていただければ! 気づきに繋がればいいんです。
1. 片脚立ちで靴下がはけない
2. 家の中でつまずいたりすべったりする
3. 階段を上るのに手すりが必要である
4. 家のやや重い仕事が困難である(掃除機,布団上げなど)
5. 2kg程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
6. 15分くらい続けて歩くことができない
7. 横断歩道を青信号で渡り切れない
【ロコチェック】
(製鉄記念八幡病院 副院長・整形外科部長 末永賢也)
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