男性ナースノート
男性ナースノート⑦~診療看護師(NP)の資格取得を目指して~
2025年 9月24日 10:31

お久しぶりです。
救急看護認定看護師の龍田です。
だいぶん涼しくなってきましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすい時期ですので、お互いに体調管理に気をつけましょう。
診療看護師(NP)の資格取得を目指しています!
突然ですが、4月より純真学園大学の大学院に通っています。
「診療看護師(NP)」という資格を取るためです。
九州で初めての急性期の診療看護師(NP)の大学院で、私は1期生となります。
診療看護師とは…
診療看護師(NP)とは、「患者のQOL向上のために医師や多職種と連携・協働し、倫理的かつ科学的根拠に基づき一定レベルの診療を行うことができる看護師を指します。」(日本NP学会ホームページ)
NPになるためには、看護師として5年以上の実務経験を有し、かつ大学院修士課程を修了して、NP資格認定試験に合格する必要があります。
大学院には2年間通います。現在、一年目の前期が終わって、後期が始まったところです。まだまだ自分自身もNPについて、わからないことや不安なことがあるのが現状です。
それでも、一つひとつ乗り越えて2年後、自信を持って病院に戻ってきたいと思います。
興味のある方に、こちらでもお伝えできたらいいなと思います。
認定看護師の経験も活かして
私は救急看護認定看護師の資格も有しています。
看護師だからこそ、気づける視点もあり、NPとして医学と看護など様々な視点から患者さんの「最適解」をチームで探すために、中核的な役割が果たせるのではと考えています。
認定看護師として積み重ねた経験も活かして、自分らしい関わりを持てるように、これからも精進していきます!
夏休みの間、病院に戻ってきました!
大学院の夏休みに、久しぶりに病院に戻りました。ワクワクしながら出勤し、病院の仲間たちと臨床現場でとても充実した日々を過ごさせていただきました。
この期間中に新人看護師研修(フィジカルアセスメント)も担当しました。
私はすごく周囲の方に恵まれていると思います。皆さんに支えられて、今の自分があると思います。実際に自分が勉強している間にも、現場を守ってくれている人がいます。
そんな方たちに誇れる自分でありたいと日々、自己研鑽を続けています。
研修では、自分も同じ「学ぶ立場」として、フレッシュな新人看護師の皆さんと関わり、「自分も、もっと頑張ろう」と元気をもらいました。ありがとうございます。
余談ですが、娘が連日、ニュースで報道される地震の話題に興味をもち、夏休みに調べることになりました。防災センターや、神戸にある阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターに行きました。
私は看護学生などに災害についてお話することがあるので、そこで少しでも活かすことができたらと思います。色々な経験を通して皆さんに還元できたらと思います。
急変時の対応について
急変時はとても焦るものですよね。
苦手意識を持たれている方も多くいるのではないでしょうか。
急変した時は救命処置を行います。
心肺停止状態の時は救命処置を行うため、その技術に関しては反復練習が重要です。院内でもBLS研修などが毎年開催されていますし、院外でも色々な方が救命処置に関しての講習など行っています。定期的に参加すると実際に起こった時に動けると思います。
心肺停止にはなっていないが状態が悪く、迅速に検査が必要となった時
移動中に何かあったら「ABCD」を維持できますか?
それを考えながら、本当にこの人は今、移動して良いのか、呼吸は?…循環は…?輸液路を確保した上で移動した方がいいのでは?…と考えて準備または施行することが重要であると私は思います。緊急性の判断については私の過去のブログに記載していますので、お役に立てれば幸いです。
状況によって判断は異なるかもしれませんが、そのような時に振り返りが重要となると思います。その積み重ねが急変時対応の質を上げる助けになると私自身、実感しています。
何かありましたら、気軽にご相談いただけますと幸いです。
また、元気にお会いしましょう!
製鉄記念八幡病院 救急看護認定看護師 龍田 幹政