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広報Report

「室内型熱中症」にご注意を!

2018年 7月04日 11:54

熱中症で救急搬送される患者さんが急増しています。
室内でも熱中症になる可能性は高く、犠牲者は年々増加しています。とくに高齢者や持病がある方は注意が必要です。

熱中症とは

屋外や高い室温の中では、体内の水分や塩分(ナトリウム)が奪われ、脱水症状に陥ります。体温上昇、めまい、吐き気、ひどい場合は、けいれんや意識障害が起こり、最悪の場合は死にいたることもあります。
救急隊要請時の発生場所は住宅等居住施設が最も多く、「室内型熱中症」が注目されています。

救急隊が来るまでに何ができる?

1.風通しのよい日陰やエアコンの効いた室内に移動する

2.衣服をゆるめ、冷却剤など冷たいものを首筋や脇の下、太ももの付け根に当てて冷やす

※皮膚を湿らせ、うちわなどで扇ぎ、急いで体温を下げましょう

3.水を飲ませる 

※呼びかけに応じなかったり、嘔吐や吐き気がある場合は誤嚥の可能性があるので、無理に飲ませないこと

室内で熱中症を起こさないためには?

高齢者は節電意識が高く、エアコンや扇風機が苦手な方も多いようです。
夏場は我慢せずクーラーを使いましょう。室温は28度、湿度は60%以下が目安です。
のどが渇いていなくても、定期的に水分補給しましょう。
                        (山口和子救急看護認定看護師に聞きました)

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