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男性ナースノート

男性ナースノート ~救急の現場から①~

2024年 1月25日 11:32

自己紹介

はじめまして。
製鉄記念八幡病院で「救急看護認定看護師」として働いています龍田といいます。
これから、救急現場での日々のことや看護の仕事、救急看護認定看護師の視点からなど…。いろいろなことを発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

まず、簡単な自己紹介です。
私の看護師としての最初の配属は手術室でした。その後、救急に従事したくて救命センターを経て、認定看護師の資格を取得しました。今では救急看護認定看護師として、いろいろな方に研修を実施したりしています。

看護師になろうと思ったのは母の影響もありましたが、大学受験で挫折したことが大きなきっかけです。国家資格で安定しているという、今考えれば「なんて安易な…」という思いがありました。
これまで何度も挫折しそうな時がありました。当時は男性看護師も増えてはいましたが、男性であることでケアをさせてもらえなかったこともありました。「自分はなんでこの仕事を選んだんだろう」と思うことも…。
そんな時、自分の看護への向き合い方を変える出来事がありました

師との出会いが看護への向き方を変えた

一つ目は十分な知識や技術を持っている大切さを教えてもらったことです。師と呼べる人がそれを実践し、指導してもらったことで私を導いてくれました。すべてを導くわけではなく、根拠などを学び、それを応用する力を伸ばすように関わってくれたことで、今の自分があると考えています。その力を活かせる救急という現場にやりがいを見つけ、極めてみたいと思うことができました。

ご家族にも最善の対応を

二つ目は急な事故で亡くなったご家族の対応をした時の経験です。急な家族の喪失は、想像もできないほどつらいものです。ご家族に対して寄り添う対応をしましたが、それでも何かほかにできることがあったのではないかと家族看護についても学びました。
それから、さまざまな背景のある家族に対して、考えうる最善の対応をしようと心がけています。そんな関わりができるのも、患者さんの側に一番長くいる看護師の魅力であると考えます。

自分は導くような大それたことはできないかもしれませんが、少しでも手助けができればと思っています。そのために自己研鑽や、いろいろなことに挑戦したりしています。
いろいろな想いを持つ皆さんと協働して、それぞれがやりがいや楽しみを持てるようになればいいなと思っています
お会いした時は気軽に話しかけてください。力になれることがあれば、何でもどうぞ!

製鉄記念八幡病院 看護部 救急看護認定看護師 
龍田 幹政(たつだ もとまさ)

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