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広報Report

ボランティアさんは元ホテルマン

2016年 12月09日 13:32

【広報Report】
当院に来院される方が、おそらく一番初めに会うのが、古賀栄二さんです。
病院玄関の車寄せに立ち、患者さんや車の誘導を行ってくださる、ボランティアメンバーの
お一人です。古賀さんはキャリア40年の元ホテルマン。現在も、あるホテルで「CS(顧客
満足)特命顧問」として、従業員教育に携われています。
凜とした佇まいや素敵な笑顔、心配り目配りに多くの方が癒やされています。
職員にもファンが多い古賀さんに、「突撃インタビュー」しました!!

Q.ボランティアになられた、きっかけを教えてください

父がこちらの病院に入院していたとき、ボランティア募集のポスターを見かけました。その後、父は亡くなりましたが、大変お世話になりましたので、何かお役に立つことはないかと考えた
ときに、ボランティアのことを思い出しました。

Q.案内係を希望されたのは?

病院に来られるご高齢の方は、車から降りるのも苦労されるし、車イスの方も多いです。
そんな方の「安全の見張り番」になれたらと思いました。
※「歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを」の気持ちで、元ホテルマンとしてお手伝いできればと希望しました。
(※西ドイツローデンベルクの街のアーチ門に記されている<Pax intrantibus, salus exeuntibus.>のラテン語を画家の東山魁夷が著書「馬車よゆっくり走れ」の中で、こう訳した)

Q.病院の入口で、古賀さんの笑顔に出逢うと、心が落ち着きます。

そう言っていただくと、うれしいですね。
ホテルと病院(ホスピタル)は「ホスピタリティ」という、同じ言葉を語源としています。
どちらも、人をお迎えする姿勢は変わりませんが、ホテルのお客様はワクワク感いっぱいで
来られます。一方、病院に来られる方は、不安な気持ちを抱えて来られます。
ですから、病院では少しでも安心していただけるように、「より明るく、より温かく」を心がけて
います。

Q.いつお会いしても、優しく朗らかでいらっしゃるのですが、きつい時や面倒くさいなと思うことはないのですか?

ありませんね(笑)。これはもう職業病ですかね。

ダンディーで優しい古賀さん。これからも病院の入口を明るく照らしていただけますよう、よろしくお願いします!

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