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広報Report

スタッフインタビュー・後藤元子乳がん看護認定看護師

2017年 2月02日 09:48

スタッフインタビュー 1/804

乳がん看護認定看護師 後藤元子主任

Q1.資格を取得したのはいつですか?

2007年2月です。今年、2度目の更新を控えています。

Q2.取得するきっかけは?
助産師として女性と関わることが多く、女性のライフサイクル全般をケアしたいと考えていました。そのなかでも、女性特有の「乳がん」が増えていると実感し、学びたいと思ったのがきっかけです。

Q3.具体的なお仕事を教えてください
現在は、外来化学療法室でがん患者さんのケアを行っています。また、乳がん患者さんの診察に同席するときもあり、いろいろなご相談を受けています。入院中の患者さんの対応やリンパ浮腫のご相談などもあります。また、院内には乳腺チームがありますので、メンバーとともに乳がん検診の啓発活動なども行っています。

Q4.がん患者さんをケアする時に、心がけていることは?
その患者さんのことを自分の家族と思い、対応するようにしています。がんの治療は、見通しがつかない場合が多く、このことがいちばん患者さんを不安にします。その方のお仕事やご家庭のことなど生活背景を伺いながら、少しでも不安を軽減できるようなサポートやアドバイスを心がけています。とくに、乳房の切除手術後の患者さんは、大変な喪失感を抱えていらっしゃいます。心身のケアがとても大切になりますので、私にできることを精一杯努めるようにしています。

Q5.乳がん看護認定看護師としてメッセージを
この10年間で患者さんから学ぶことが本当に多くて、「こういう時はこうした方が良い」など、教科書に載っていないことを教わってきました。学んだことを、同じ悩みを抱える他の患者さんにお伝えする役目を今後も続けていきたいですね。乳がんは早期発見がとても重要です。年に一度の乳がん検診を、どうぞ心がけるようにしてください。

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