救急部

特色

救急部は中央診療部門に位置づけられ、24時間受け入れ体制を整えています。時間内午前は当番医および研修医が、午後はそれに加えて救急部医師が初期対応を行い、その後は必要に応じ各科の専門医に診療を依頼する方法を取っています。時間外、休日は当直医師3名で診療にあたり、そのうえで各科専門医の呼び出し制を基本としています。それに加え、生命兆候に問題がある重症患者さんについては、時間内は専門医がICUに常駐し、時間外、休日は呼び出し制で対応しています。看護師は26名です。

場所は9階病棟1階に位置し、救急専用入口を有し、救急処置、シャワー浴による除染が可能な前室、重症患者家族用待合室があり、その先左に2名の患者に対応できる救急処置室、右に縫合、骨折処置等のための設備をそなえた外科系処置室があります。そのほかに、時間外徒歩受診者のための診察室2室、点滴患者用ベッド2台があります。構造上、救急搬送患者と徒歩受診者との接触交差は無く、プライバシー、安全、感染対策に配慮しています。

感染症患者およびその疑い患者(結核、インフルエンザ等)のために、層流方式の換気が可能で他患者との接触なしに診察、観察、処置、管理ができる個室を、また、新型コロナウイルス感染症疑い(確定)症例診察のための陰圧室を救急部内に設置しています。さらに救急部直近に、発熱患者待機室を設置しています。

  • 救急外来外観、救急車車寄せ

  • 救急処置室

  • 救急処置ができる救急前室

  • 感染症対策用層流室

設備・検査機器

救急部に隣接してX線、CT検査室があります。また、心臓カテーテル検査室、血管造影室は同一フロアにあり速やかな対応が可能です。救急外来専用に、ICU内モニターと連動したセントラル機能を持つ生体情報モニター7台、ポータブルモニター2台、コンプレッサー内蔵搬送型人工呼吸器1台、非侵襲的陽圧換気用人工呼吸器1台、ペーシング機能付き除細動器1台、超音波診断装置1台、気管支鏡1台を有しています。

診療実績

  2020 2021 2022
救急外来受診者数(時間外含む) 7,784 6,890 7,133
救急車来院数 3,233 3,325 2,959