腫瘍内科

特色

腫瘍内科では主に消化器がんを中心に薬物療法(抗がん剤治療)を担当しております。臓器別専門科や放射線科、病理診断科と協議しながら最適な治療方針の提供に努めております。がん遺伝子パネル検査や希少がん、造血器腫瘍については適切なタイミングで高次医療機関に紹介しております。
腫瘍内科医が担当する患者さんの中には、残念ながら根治は難しく病勢の制御や生活の質の維持を治療の目的とせざるを得ない方も一定数おられます。標準的治療を原則として延命を目標にしますが、副作用が辛すぎる時は、投与量の調節や他剤への変更、あるいは抗がん治療の中止について患者さんと相談していきます。抗がん剤で苦しむのではなく、「抗がん剤をしたから良い時間が過ごせた」と言われる治療をスタッフ (看護師・薬剤師・臨床心理士・管理栄養士・作業療法士・社会福祉士)と協力して目指したいと思います。

取り扱う主な疾患

  • 消化器がん
  • 原発不明癌
  • GIST

診療実績(2023年1月〜12月)

新規紹介患者数 56人
(※緩和医療目的やセカンドオピニオン目的は除く)

薬物療法の導入・変更・維持
食道がん 6
胃がん 11
結腸・直腸がん 23
膵がん 2
胆道がん 3
原発不明がん 4
小腸がん 1
乳癌 2
肺癌 1
悪性リンパ腫 1
腹膜がん 1
非がん 1