高度治療室(HCU)・救急病棟
特色
高度治療室(HCU)7床と救急病棟8床の当HCUの特徴は高齢者に対応した集中管理で、入室患者さんの平均年齢は70歳を超えています。多くの方が病前から併存症や機能低下を抱えており、原疾患の治療が適切であるだけでは救命できない、救命できても治療が長期化し、機能低下が進行してしまうということが少なくありません。よりスムーズに、より良い状態で救命するためには、入室初期からの治療ゴール設定、そのための戦略立案、個々の患者さんに合わせた合併症の少ない迅速な超急性期管理、状態安定後までの継続的なサポートが不可欠です。このため、入室早期から下側肺障害予防、浮腫改善、理学療法士によるベッドサイドリハビリ、栄養サポートチーム(NST)による早期経腸栄養などの取り組み、またハイリスク症例は退室後も継続したサポートをHCUスタッフおよび院内多職種と連携して行っています。
扱う疾患
中央診療部門であり、各科から要請がある患者さんに治療の場を提供するため、取り扱う疾患は多岐にわたります。HCUの主な役割は、原疾患治療にいたるまでの、呼吸・循環・輸液・栄養・感染の高精度の管理、臓器保護、不全臓器のサポート(人工呼吸管理、透析、補助循環)です。患者さんの割合は、内科系:外科系およそ2:1となっています。
設備・検査機器
全病床に生体情報モニターを設置し、救急外来・HCU・救急病棟のモニターはHCU内で集中管理しています。人工呼吸器、非挿管型人工呼吸器、ペーシング機能付き除細動器、体外式ペースメーカー、全ベッド対応可能な透析用コンソール、CHDF機器、血液ガス分析装置、専用のポータブルX線撮影装置、気管支鏡、電子内視鏡システム、超音波診断装置、体位自動変換ベッド、熱傷用ビーズベッドを保有しています。HCU内に熱傷用浴室があり、熱傷患者さんの包交以外に、外傷患者の創洗浄、除染、早期リハビリにおける入浴療法等にも利用しています。また重症新型コロナウイルス感染症症例に対応するため、HCU内にテント型陰圧室を設置しています。
診療実績
| 2023 | 2024 | 2025 | |
|---|---|---|---|
| 入室患者数(人) | 1,564 | 1,566 | 1,350 |
※入室患者数はHCU・12病棟1階の合計数